子育て

体外受精体験記(顕微授精)②妊娠編

一回目の体外受精の時には、受精卵になった卵子が一つもありませんでした。
二回目の体外受精を決め、今度は精子を撒く、ばらまき法ではなく、顕微授精で行うことになりました。

また、注射をしに病院へ通う日々だな と、
職場の近い人にも時折早めに帰ることなどを告げ、
二回目の体外受精に挑みました。

二回目の体外受精(採卵までの様子)

一回目と同じ手続きを踏んだので、少し要領を得ました。
注射はまだ二回目の体外受精だというのに、
既にしんどくなってましたが、忘れないよう行きました。

しんどくなっていた理由は、
職場の人に一言伝えて早めに帰ることがしんどかったのかもしれません。

二回目の卵子の育ち具合は一回目と違って、
数日ですが時間がかかりました。

注射の薬の量を増やして育ちを促進しました。

採卵当日。
吐き気が出ることをわかっていたので、
看護師さんに全身麻酔のあと、吐き気がある旨を伝えると、

「吐き気止めを注射で入れられるけど入れる?」

と聞かれました。
人によって効く効かないがあるそうですが、入れてもらいました。

これが、一本1万未満のお金がかかりました。

採卵してもらって採れた卵子数は16個でした。

精子の抽出に、活きのいい精子を浮かび上がらせる方法と
遠心分離機の二種類方法があるそうなのですが、
活きのいい精子を浮かび上がらせる方法を取りました。

遠心分離機で今までは抽出しているので、それでも問題ないが、
浮かび上がらせる方法は傷つけずにできるやり方で、
お金がかかるけれどそういう方法もありますと説明を受けていました。
病院によってやり方は様々と思います。

採卵後は吐き気なく主人と帰宅。
しかし・・・帰りの電車で急に吐き気に襲われ、
途中下車してホームで嘔吐。

エチケット袋を持ち歩いていたので、
惨事は免れましたが、黄色い液体が出ました。

吐き気止めの影響でしょうか・・・?
効く効かないは人によってあるようでした。

顕微授精の結果

5~7日後、お医者さんに胚盤胞にまでなった受精卵はいたかどうか聞きに行きました。
採卵日中に顕微授精してもらったので、
16個の卵子に顕微授精している写真をもらいました。

そして、受精卵になっている16個の卵子の様子も写真でもらい、
説明を受けました。

「今回、胚盤胞というお腹に戻せるまで分裂できた受精卵は1個でした。」

1個ですか!

写真に載っている他の受精卵は分裂が途中で止まっていました。
1番から16番まで番号が振られている受精卵の中で、
11番と書かれている受精卵だけ胚盤胞になっていました。

他の受精卵は分裂の数が少なかったり、
均等な分裂をしていなかったり、
そもそも卵子のままのような様子の受精卵もありました。

ネガティブな私はすぐに1個だけだった理由はなんだろうと考えていました。

胚盤胞になる個数が少ないのは卵子の質の問題もありますか?
その場合今後妊娠はできますか?

可能性としてはあります。
もし、卵子に受精したり育てたりする力がない場合、妊娠が難しくなるでしょう。

でも、1個は胚盤胞になったんですから、
この1個を胚移植して様子を見ましょう。

お医者さんに励まされました。

この時期のメンタル

1個は胚盤胞になったのに、
この時期のメンタルの落ち込みがひどかったのを覚えています。

努力じゃどうにもならないことがあるんだと余計思いました。

主人も、1個だったことには驚いたようですが、
1個できたなら移植できるんだから一歩先に進んだじゃない
と言ってくれたことを覚えています。

受精卵のグレード

11番の受精卵を見ながらふと気が付いたのが、謎の数字とアルファベット。
私の受精卵は「5BC」と書いてありました。
胚移植前に培養士さんから移植の説明を受ける機会があったので、聞いてみました。

これは、胚盤胞のグレードを表しているんです。
グレードというのは、育つ力がどの程度あるかを示すようです。
培養士さんがA4の紙にさらさらと胚盤胞のグレードの説明を書いてくださいました。

胚盤胞の様子段階赤ちゃんになる細胞赤ちゃんになる細胞
胚盤胞3A~CA~C
拡張期4A~CA~C
孵化中5A~CA~C
孵化後6A~CA~C

なので、5BCとは、
孵化中の胚盤胞で、
赤ちゃんになる細胞の評価はB、
胎盤になる細胞の評価はCということでした。

こちらの病院では、6の段階より5の段階を凍結するそうです。
(妊娠率を上げるため)

こちらの病院での5BCの受精卵の妊娠率は40%程度と聞きました。

着床のための環境づくり(薬二種類)

また生理が来てから連絡をして、
生理二日目から二種類の薬が出ました。

この頃には胚移植日を排卵日頃に定めていました。

着床のための薬二種類 12時間毎に座薬を膣内に入れる。
(1日3回のものものあります)

2日毎に2、3、4枚と増えていくシール薬を下腹部に貼る。

この二種類を20日間使いました。(排卵日頃まで)

膣用座薬は、黄体ホルモンを支える薬で、
着床環境を整え、着床後も妊娠を維持させる薬。

貼り薬は、不足した卵胞ホルモンを補う薬。

これが、ややこしくてどう管理したものか。

あと、一枚、一回でも忘れるとアウトなのでそれも精神的に負担がかかる。

私はカレンダーに「シール貼る日」とすべて書いて管理してました。

個人的に厄介だったのは膣用座薬・・・。
働きながら12時間毎に入れる厳しさ・・・
座薬を入れたら中で溶けるまで、
最低20分程度座って過ごすようにと指導があった
ので、
そうしたいのですが、仕事柄立っているか途中立ち上がることが多く本当に大変でした・・・

しかも薬がちょっとだけ垂れることもあったので、
おりものシートを常にショーツに貼っている状態です。

朝7時前出勤の帰宅が遅い時は8時半だったので、
正直12時間も座薬を入れる感覚が空いていない日が度々ありました。
院内処方の薬なので、院内の薬剤師さんに

12時間間隔を空けることが厳しい時は最低どのくらい空いていればいいですか?

「10時間は空けてください。 」

こんな質問をして10時間と言われたけど、守れなかったことも・・・

あと、2日毎に貼る枚数を増やすシール・・・
これは忘れなければうまくいきますが、
忘れない工夫をしないと一番忘れる薬でした。

最大4枚貼ることがあったので、
次の4枚を貼る時には同じ部位に貼ることもあり、
少し痒みが出ていて保湿しながら貼っていました。

胚移植当日

胚移植前に凍結していた受精卵を融解した時のリスクを培養士さんから聞きました。

「融解した時に胚盤胞が耐えられずに動きを止めてしまうことがあります。
朝、融解を開始して、15時頃に移植をするので、もし止まってしまったら、
来院されてからお伝えすることになります。
ですが、私はここの病院に勤めて5年ほどになりますが、
融解に耐えられなかった事例は1件でした。本当にまれです。」

当日は、融解してちょっとずつ動き始めている受精卵の写真をもらい、
「この子をお腹に戻しますからね。」
と言ってもらいました。

移植の時には麻酔はなしで、15時に来院して、
10分くらいで移植を終えると聞いたので、
意識はあるし短時間だけど痛いかな、大丈夫かなと緊張しました。

採卵の時と同じようにベッドで紙パンツにガウンを着て、手術台に上がりました。

培養士さんが融解した受精卵を持ってきてくださり、
お医者さんがスポイトのようなものに受精卵を入れ、
子宮内をエコーで映しながら戻しました。

看護師さん「緊張しますよね。大丈夫ですよ。」

なんだかどきどきしちゃって・・・。

看護師さん「もうね、〇〇先生の腕があれば大丈夫ですから。」

お医者さん「ん?ぼくなんかした?」

のような、気を落ち着かせてくださるやり取りがあり、お医者さんが子宮に受精卵を入れました。

子宮のちょうど真ん中の辺りに入れたと思います。

はい!最高の位置

と言ってました。
いい位置があるそうです。

これで終わりでした。
受精卵が入っていると思うと、
慎重に歩かなきゃいけないのかなと思っていたのですが、
運動もしていいし、シャワーもお風呂も大丈夫。
食事もジャンプも気を遣わなくてオッケー。

いつも通りに過ごしてよいそうでした。

妊娠結果を聞く

胚移植から一週間後。

血液検査で妊娠しているかどうか、
ホルモン値を見てもらいました。

妊娠率40%だったので、
本当に期待しないようにしなきゃと思いつつ、
祈るような気持ちでした。

診察に呼ばれてからお医者さんの開口一番、

妊娠してますね。hcgが44あるから。

hcgというホルモン値を見て判断するそうです。
移植から一週間だと、
100台にまで高まっていると確実と言えるそうなので、
また次回ホルモン値が上がっているか見ることになりました。

次回のホルモン値は更に一週間後なので、
1000以上高くなっているといいそうです。
一週間後にもチェックをしてもらい、1344になっていました。

妊娠が確実になった瞬間でした。

  • この記事を書いた人

まめ

現在1児の母。日々育児に奮闘中。▶大学卒業後、小学校の教員として働く。子供が生まれてからも、最前線で頑張っています!

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